
物流統括管理者(CLO)の設置が義務化され、各社で任命が進むなか、多くのCLOが直面しているのは「制度対応の次に何をすべきか」という問いです。
CLOに求められる役割は、現場改善の旗振り役にとどまりません。物流を全体最適の視点から再構築し、経営と現場をつなぐ「戦略と実行の責任者」として、物流をコストセンターから企業価値の源泉へと転換させることにあります。本セミナーシリーズ「CLOのための“実践”物流改革セミナー」では、CLOに必要な思考と行動を、具体的な改革事例を通じて紐解いていきます。
第2回のテーマは「SCM視点で物流を変える 」*SCM:サプライチェーンマネジメント
組織や個社ごとに分断されがちな生産、販売、在庫の情報をお互いに共有することで、物流を最適化するアプローチを考察します。
輸送力不足が供給不安や生産のボトルネックになる時代。物流の安定は、サプライチェーンの安定そのものです。
すでに原料メーカーなどサプライチェーンの上流では、車両やドライバー不足により車両が手配できない状況が発生しています。納品先の生産・在庫情報が把握できれば、物流にとってより最適なタイミングで配送調整できる余地が生まれ、物流の安定確保が可能になります。
本セミナーでは、メーカーや卸が、調達先・納品先とどのような情報をどう連携し、物流の安定を図ろうとしているのか。Hacobuが提供するAI発注・輸送最適化サービス「MOVO PSI(ムーボ・ピーエスアイ)」が担う役割とともに解説します。ぜひご参加ください。
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株式会社Hacobu
Hacobu Strategy Senior Manager
岩村 泰彦 大手コンサルティングファームの戦略・コンサルティング部門にて数多くのサプライチェーン改革に従事。主に製造・流通業のクライアントに対して、自動発注システム導入や物流ネットワーク・倉庫見直しなど、調達・製造・需給・物流までトータルでのSCM改革を長期に渡ってご支援。データ分析を武器にした具体的な効果創出案の策定が得意。 |
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株式会社Hacobu
Hacobu Strategy Director
小林 一幸 大手コンサルティングファームにて、20年間にわたって運輸・物流分野のコンサルティングに従事し当該分野をリード。持続可能な物流の実現に向けて、官公庁の法制度整備、民間企業連携による物流共同化、物流体制再構築、オペレーション改革、物流DX、SCM改革などについて、戦略・計画の策定から実行までを幅広く支援している。2022年より上智大学非常勤講師。 |